東京豪雨で帰宅難民となった後日談をする。
あの後、私が携わった案件が大きな日の目を見ることができた。
まだまだスタートラインに立ったまでだが、あの豪雨とは対照的な晴れ舞台に繋がったと思うと感慨深いものである。
技術的な内容やタイトなスケジュールを乗り越え、育休復帰のタイミングを少し調整してまでも関わり続けた私の中での超重要な案件が1つ区切りと新たなスタートに立った。
案件のスタートは遡ること2024年夏。
最初は緩やかに、ざっくりと打ち合わせをしていたが、2025年春に案件に深く入り込めることになり綿密に、しかし開発スケジュールに追われながら打ち合わせを重ねてきた。
そして夏、育休復帰と同時に我々の中での大詰めの大仕事を終え、その後お客様で肉付けされ血を送り息を吹き込み製品となって発表の場に立った。
お披露目となる場にはもちろん行った。
ずっと机上で打ち合わせていたものがカタチとなり目の前にあることにとても興奮したし、大きな大きなやりがいを感じた。
会場では営業の方々ともたくさん話せた。
我々は裏方であるとは言え胸張って会話できることを誇りに思えた。
これまでエンジニアとの技術面での会話を続けていたが、営業側の話を聞くとこの案件のまた違った側面を見ることができた。
結果的には私が描く理想的なストーリーとは違うシナリオをお客様が描いていることを知ることとなった。
しかし、不思議と残念に思うのではなく、「では、どうすればお客様が抱く懸念を解消して我々が描くストーリーに乗ってくれるか」と前向きに捉えることができた。我々が描くストーリーはお客様にとっても大きなメリットになると信じているからだ。
上司も賛同してくれ、色んな人を巻き込みながら案件を最大化していきたい。
出張の帰路はJAL便だった。
機内音楽のDAVID FOSTER "I WILL BE THERE WITH YOU" がとっても好きだ。
優雅で洗練された中に背中を優しく押して前を向かせてくれるような、奮い立たせてくれるような感じがする。
帰路ではあったが次のステップを目指す気持ちにさせてくれた。

今週のお題 「特別編 #2025年仕事の思い出」
ずっと続けてきた社内外打ち合わせ、発表の場の注目を集める空気感、営業の方とのビジョンの会話、達成感と課題を感じた帰りの機内、一連の全てが2025年仕事での特別な思い出だ。
そして、その全てが私を成長させてくれた。
最後になるが、快く出張に送り出してくれる妻や家族の仕事への理解に心から感謝している。
