「私ばかり大変な思いをしてる」
時折喰らうその言葉に士気を削ぎ取られる。
私はその言葉を”破滅の言葉”と勝手に呼んでいる。
すみません、内容の半分ただの愚痴です。
吐きどころがないからここで吐かせて。
我が家はいわゆる「子育て世代」の真っ盛りだ。『破滅の言葉』を唱えられた時以外はコミュニケーションを取り合って生活している。妻が家事に育児で一番大変なことも承知している。
まずは、簡単に家族構成を紹介する。
□妻
育休中。日中の家事子育て全般を担ってくれている。
お腹には新しい命が宿っていて、男には経験し得ないつわりと戦っている。
□長女(4歳)
保育園児。元気担当。
誰に似たの?ってくらい陽気で活発。
弟ができて、夏にはまた新しく弟or妹ができ、嬉しくも昔のように親を独り占めできなくて歯がゆいお年頃。
□長男(1歳)
自宅保育。
春から保育園児になることを恐らく彼はわかっていない。
日々成長に頑張る男の子。
□私
サラリーマン。
平日早く帰れる日は少なく、早くても20時前、大体は21時頃に帰る。帰った時に子どもたちは起きていることもあれば寝ていることも。起きている時はお風呂で社会の邪念を洗い流して、寝かし付けから参加する。みんなが寝てからそっと起き出し、夜ご飯を食べる。
そこから私の夜の部が始まる。
- テーブルに残ってる食器を下げたり片付けて、
- 食洗機を2回戦+手洗いで洗い物全て完了させ、
- 洗濯機を回して乾燥機かけれるものは突っ込んで残りは干して、
- 明日のお茶を沸かす。
ここまでは私の中で義務付けていて必ずやる。絶対に。
洗濯物畳んで片付けるのは残すことが多い、ごめんなさい。(動的・立ち仕事の家事を中心にするようにしていると言う弁明。)洗濯や洗い物の一部は以前は妻にしてもらっていたが、妊娠発覚以降は私が夜の内にするようにしている。
- 食器下げてくれてたら嬉しいけどな。
- 食洗機、日中に1回でもかけてくれてたら嬉しいけどな。
- 乾燥機終わったやつ取り出してくれてたら嬉しいけどな。
心に隙あらばそんなこと思ってしまうが、妻も大変だから仕方ない、自分がすればいい話、と思うようにしている。心は隙だらけなのだが。
週末は妻のコンディションが良い時はみんなでお出掛け、コンディションが良くないときは私が2人を連れ出して公園で放牧させる。公園で遊ぶの私も好きだし、居合わせる子どもや親と話すのもそれなりに楽しんでいる。
だが、しかし、妻はそんなつもりで言っているわけではないと思うのだが、言われることがあるのだ。
「日中私が全部やってる」
「日頃育児できないんだからそれくらいやってよ」
「私は大変」
「私は頑張ってる」
「私ばかりが大変な思いしてる」
的な。つらー。
被害妄想かも知れないが、私にはそのようなニュアンスで受け取ってしまうことがある。
あなたが大変だろうから夜頑張ってたんやけどなー。
1人の時間作ろうと子ども連れ出してんのになー。
直接的に手を掛けることだけが育児じゃないやん?
ワシ日中外で暇してるわけじゃないんやけどなー。
つらー。
と言うか子どもたちは子どもたちで一生懸命頑張ってんで。できてなかったことできるようになったり、感情の整理や言語化が未熟な中で生きるのも大変やで。
感謝されたいとかはない。ただ、「自分ばかりが大変な思いしている」みたいなことを言われるのは違う。そう感じてしまう。
家族のため子どものためと思ってやってた士気が全部剥がされる思いで、やる気が奈落の底に落ちていったのが先週の話。今は落とした士気を少しずつ拾い上げ立て直している。
基本的に家族でも職場でも他人の大変さは100%は分かり得ないし、自分の苦労も他人にはわかってもらえないものとして生きている。
自分の苦労を分かってもらおうと、苦労をアピールしても苦労アピールは歓迎されない。家族ならもちろん聞くが、職場なら常習犯に対しては「出た出た、また始まった」と思われるのではなかろうか。
反対に他人の苦労を分かったつもりでいると、当の本人は「あんたに私の苦労の何がわかんの」と反発されることもあるのではないだろうか。分かったテイで対峙するのは危険と思っている。
ゆえに、繰り返しになるが、他人の大変さは分かり得ないし、自分の苦労も他人には分かってもらえないものと考えるようにしている。
ただ、それだけではダメで、それと同時に大事なのが相手をリスペクトすること、自分は自分のすべきことを粛々とこなすことであると考えている。
そうすればお互いすることを認め合い、尊重し、感謝することになるのではないだろうか。
「自分はやってる」と自負するのは当然。
ただ、周りの人もやってるし、してもらってることはお互いにある。
その思いを持ち続けたい。
何か自分がズレてるんかなー。
自分の受け取り方の問題やとも思うな。
捻くれてんねんな。
下書きで留めておけば良いものを吐露してしまう。