10年ぶりのプロ野球観戦。ビール片手に楽しみ方の変化を楽しむ。

10年ぶりにプロ野球観戦をしてきた話をする。

子どもの頃プロ野球観戦してた時にいたおじさんに私もしっかりなってしまったとつくづく思った。

あなたにとってのスポーツ観戦の楽しみは何ですか?

 

誕生日にもらった観戦チケット

前回の記事で中古車を買った話をした。

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たまたま誕生日に契約することになったのだが、長女がタイムリーに「パパ、今日お誕生日なの!」と言うものだから、クルマを値引いてもらった上、担当営業が「コレは私からのプレゼントです。」とペア観戦チケットをくれたのだ。なんかすみません。

 

中学野球部時代はよく野球観戦していたが、大人になって行くと野球観戦の仕方がガラリと変わった。

 

最後に野球観戦したのは10年前

とは言いつつ実は大人になってから一度だけ行った。

およそ10年前、20代半ばの頃だ。

あと数週間でメキシコ行きのタイミングで、当時何とも言えない関係だった女の子ー今となっては妻ーと行ったのが最後だ。

その時は会社でチケットを貰えてその子を誘って行った。

当時の試合内容はヤクルト戦だったこと以外全く覚えていない。

当時から私は妻のことばかり見ていたのかも知れない。

試合の後はビーチを散歩して、もうすぐ離れ離れになるけどどうしようって話をしてたっけ。

大丈夫です、その3年後、君たちは結婚します。

 

更に10年遡り中学野球部時代

その前となるとさらに10年遡り中学生の頃になる。

野球部だった私は地元球団のファンクラブに入り、週末デーゲーム(日中の試合)に野球部仲間とよく試合を観に行っていた。

入場開始時間と同時に内野自由席に入って、色紙にサインを求めたり、練習風景に目を輝かせながら眺めたり、いざ試合が始まるとプロの野球に興奮し、正に野球を堪能していた。

段々応援団に交じりたくなり、外野自由席に座って一生懸命覚えた応援歌を歌い一体感を楽しみながら観戦もしたものだ。

 

 

10年ぶりのプロ野球観戦

そして、時は経て、福岡ドームは「みずほPayPayドーム福岡」と名を変え、30代半ばお勤めのサラリーマンの私は、今回職場の同僚と観に行った。

結果、喋りながら、ビールをひたすら飲みながらの観戦となった。

我々の業界の動向と言った硬派な話から、お互いの子どもがどうだ、家族で大阪万博行かなあかんよね、と言ったプライベートの話から、職場の上司が変わってどうのこうの話などに盛り上がる。

 

試合の内容としては、中盤まで淡々と進む投手戦、後半両チーム1点ずつ取り緊迫した接戦となり、延長戦まで縺れ込んだ末、惜しくも負けてしまった。

前半の淡々とした流れの時は、同僚と喋りながら試合を見守っていた。

しかし、終盤は同点打に歓喜したり、9回裏1塁代走ランナー走りながらもゲッツーされて悔しがったり、1点取られて後がない10回裏、祈るように見つめる様子に、同僚から「いつの間に熱心なファンになったん」とのツッコミを受けた。

球場の臨場感一体感に包まれたらそうなるでしょうに。

 

ビールが野球観戦の楽しみの1つ

そして、何より?ビールがいつも以上に美味しかった。

野球自体も楽しいが、臨場感に包まれてのビールが、美味い。

売り子さんから注いでもらうビールが、美味い。

「今日は一番搾りの気分なのよ」と思いながらも、なかなか近くを通らず、少し離れたところにいる売り子さんの目線を捕まえて入れに来てくれるビールが、美味い。

その日は客入りがあまり良くなく、売り子さんも苦戦している様子でリピートを狙う営業熱心さが伝わってきた。「ビール売るだけじゃないんや、注ぎながらめっちゃ話し掛けてくるんや」と感心した。

 

ビールが飲めない少年時代は「ビールはいかがですか〜?」と声高らかに、手を挙げて練り歩いていたような気がする。

しかし、今はポイントポイントで立ち止まり、肩の高さほどまで手を挙げて、言葉を発せず、にこやかな表情で目線を配らせて買い手を探すようになっていた。そしてみなさん動きが機敏でとにかくよく歩き回っていた。

少年時代の印象が違っているのか、コロナでやり方が変わったのかはわからない。

 

とココまでビールのことしか書いてないほどに、私の中でのプロ野球観戦におけるビールの重要性がこの数十年で大きく変わっていた。

超一流選手のプレーを中心として、人それぞれではあるが、子どもはプロの技に魅了され、私たちような客はお酒とともに球場の雰囲気そのものを楽しめる。

合間合間にチアが踊ったりジェット風船飛ばしたりして飽きさせない、みんなが楽しめる雰囲気がとっても良かった。

 

次は家族と行きたい

そんな訳で野球観戦とビールを堪能した訳ではあるが、元々私は行く予定でなかった。

ナイトゲームで子ども連れていけないし(そもそも2人分しかチケットないし)、「家族置いて私だけ行くのも悪いから」との思いから仲良しの先輩にチケットをあげてたのだ。

しかしながら、営業が出張で出払っていたり、同僚が業務誘ったら断られたりで、折角頂いたチケットを余らせるわけにもいかず、妻に了承取って同僚と2人で観に行ったのだ。

長女に「パパだけ良いな」と小言を言われながら。

 

普段野球に関心のない家族も、その日は野球中継を見て私を探してくれたそうだ。(結構早い段階で諦めたそうだが。)

後ろ髪引かれた思いのせめてもの償いで、「高ぇーー」と思いながら妻にタオル、長女にシュシュ、長男にスタイを買って帰った。

いつか家族でデーゲームに来た際には奮発してユニホーム買ってみんなで応援したいと思う。

 

 

と言った10年ぶりの野球観戦だった。

余談だが、今回座った席は少年時代では「内野自由席」のイメージのエリアだったが、今や指定席化され、チケット代も高いらしい。

お金取れる大人からビール代やらで巻き上げて子どもたちが安くで見れたら良いねって思いが同僚と一致した。(チケット代タダだった分際が言うことでもないが。)

やっぱり生で見ると臨場感や一体感があって特別な体験をさせてくれる。

今回は同僚と行ったが、週末デーゲーム家族でのプロ野球観戦体験談をできる日を楽しみにしている。