『日常はいつか回り始める。』
環境が変わったとき、いつもその言葉を胸にしている。
留学したとき、転勤・転職したとき、子どもを持ったとき、様々な人生の転機の中で苦労する際にその言葉に支えられてきた。
留学前に恩師からもらった言葉
『日常はいつか回り始める。』
この言葉を恩師とも言える方からもらったのは大学生頃、留学を前に会いに行ったときだった。
留学が初めての海外、それも1年弱の長期滞在。
恩師がこう言っていたことを覚えている。
『環境が変わることで最初は慣れない生活に苦労すると思う。でも大丈夫。日常はいつか回り始めます。そのときが来るまで頑張って。』
それと当記事からは少し逸脱するが、こうも。
『異文化に身を置くことで違いに戸惑うことや困ることが起きる。違いを受け入れる必要はないけど、理解はしなさい。』と。
地元を離れたことがなく能天気だった私はイマイチ言っていることを理解できなかったが、その言葉を胸に留めておいた。
日常が回り始める感覚との出会い
いざ留学に旅立つと、どうだろうか。
最初慣れない生活にものすごく疲れた。
初めての街で周りは全て外国語、勝手が分からない生活に戸惑い苦労した。
留学生活楽しんでるけど、何だか漂う「回ってない感」。
日常が安定していない感。これで良いのか感。
非日常でも日常でもない感。
しかし月日が経ち確かにあるタイミングで日常が回り始めた感覚を得た。
日々の、週のルーティンができてきた感。
その土地に馴染んできた感。
日々の楽しみが増えてきている感。
日常を得た感。
その感覚を以って恩師の言葉の意味を知った。
こういうことだったのかと。
転機の度に言い聞かせる
この感覚はそれからの人生でも何度か訪れた。
就職で地元を離れたとき、転勤で初めて行く県・国に住んだとき、超激務部署に異動になったとき、転職したとき、子どもを持って日々の生活がガラっと変わったとき。
その時々で大変な思いをしても「大丈夫大丈夫、今大変でも日常は回り始めますから。」と心に余裕を持って臨むことができている。
(「無理も続ければ無理でなくなる」のニュアンスの時期もあったが。。。)
新たな大きな挑戦
『日常はいつか回り始める。』
なぜその言葉を改めて自身に言い聞かせ心の安寧を図っているかというと、仕事面で1月から組織体制の変更があり、私はこの先恐らく5年程度大きな仕事に携わることになったからだ。
昨年末、新体制の発表がなされ、「やってやるぞ」の気持ち半分、プレッシャーや不安半分といった心持ちだった。
昨年とはすることがガラっと変わる。
求められることもガラっと変わる。
仕事の全体像が分からない内は不安がつきまとうものだ。
先日、その始まりとして上席と関係する企業に挨拶に伺った。
企業訪問前には上司から「お前が緊張した面持ちするなんて珍しいじゃん」とイビられた。そらするわさ。
今回は生活の場・勤務先は変わらないが、仕事の内容が大きく変わる、謂わばマイナーチェンジかも知れない。
でも全体像を掴むまで大変であることには違いない。
社内外それぞれの立場の違いから板挟みに遭うこともあるだろう。
最初は分からないことだらけで苦労が多かろうとも、『日常はいつか回り始める』の言葉を胸に、相互の理解とリスペクトを大事に、熱意を持ちながらも粛々と取り組んでいこうと思う。
『日常はいつか回り始める』
数年後自分の取り組みを振り返って満足できるよう、なるべく早く、尚且つより良い日常にしていきたい。
自身のためにも家族のためにも。
大丈夫、日常はいつか回り始める。