心に響いた総合商社社長の新入社員に向けたスピーチ

春から社会人になられた方にも初心をとうに忘れた方にも読んでほしいスピーチがある。

今年環境の変化がありもがく私にとっても深く心に沁みたスピーチだ。

4月、春、新生活の季節だ。

4月1日、各社が入社式を行い新入社員を迎え入れた。

 

入社式では会社の代表が歓迎の言葉を送るわけだが、一部の企業ではスピーチの内容を会社HPに掲載している。

 

「日本を代表する企業のトップは何を語るのだろう」

そう思い、幾つか読む中で、三菱商事株式会社 代表取締役社長 中島勝也氏のスピーチがとても心に残ったのでシェアしたい。

 

ここではほんの一部を抜粋するが、全文は下記のリンクから読めるのでぜひ読んでみてほしい。

www.mitsubishicorp.com

新入社員向けメッセージ

 

皆さん、入社おめでとうございます。

三菱商事へようこそ。

(中略)

本日は、その節目にあたり、これからの会社人生を歩む上で、ぜひ心に留めてほしいことを3点お話しします。

 

一つ目は、「成長のために働くのではなく、仕事と向き合い、価値を創り出す」ということです。

(中略)

その原動力になるのが、好奇心、探究心、そして情熱です。

興味を持ち、深く考え、やり抜く。その積み重ねが、価値を生み、結果として成長へとつながっていきます。ぜひ、目の前の仕事に情熱を持って向き合ってください。

 

二つ目は、「節目や逆境をチャンスと捉え、高い目標に挑戦する」ということです。

(中略)

変化を、単なる環境の変化として受け止めるのではなく、「自分を大きく飛躍させる機会」として捉えてください。

そしてぜひ、自分でも少しワクワクするような、高い目標を設定してほしいと思います。

(中略)

 

三つ目は、「AI時代においても、自分自身で考え抜く力を身につける」ということです。

(中略)

自分で考え抜くことを前提としながらも、周囲と対話し、他者の視点や知見を取り入れることで、思考はさらに深まります。

(中略)

 

最後に。

(中略)

一人で抱え込まず、周りとのコミュニケーションを大切にしながら、遠慮なく頼り、そして自らも関わりにいってください。

そうした関係性の中で、皆さんの力はさらに引き出されていきます。

そして、ぜひ忘れないでほしいのは、皆さん一人ひとりの挑戦と成長が価値を生み出し、会社の未来そのものを形作っていくということです。

(以下、略)

個人的にこのスピーチに心打たれた理由が2つある。

 

1つ目は、「節目や逆境をチャンスと捉え、高い目標に挑戦する」ということ。

1月から新しい仕事をもらったことは私にとって大きな節目だ。

それから3ヶ月、できることが増える喜びよりわからないことだらけで、手探りで、もどかしく、不安で、プレッシャーに感じることの方がよほど大きい。

 

それでも、私の合言葉「『日常はいつか回り始める』から大丈夫」と言い聞かせ、その先にはこの経験をしないと知れない・得られないものがたくさんあるはず、この会社で働く上で経験すべき仕事だと信じてしがみついている。

社長の言葉に似たような言葉はよく言われているかも知れないけど、今の私の心境を後押ししてくれる言葉に救われる思いをした。

もう1つは、「一人で抱え込まず、周りとのコミュニケーションを大切にしながら、遠慮なく頼り、そして自らも関わりにいってください。」の「そして自らも関わりにいってください。」というところ。

「一人で抱え込まないで!」「周りに頼って!」というのはよく聞くし言う。それだけじゃなく一歩踏み込んで、自ら関わりに行くことこそが大事なんだと気付かされた思いだ。それを新入社員に求められることがさすがはエリート集団だ。

 

上述の通り、正直自分のことでいっぱいいっぱいだ。
また、人員が減って周りのみんなも忙しそうにしている。
「疲弊している」と言っても良いかも知れない。

 

「助け合おう」って綺麗事のようにも思えるし、「協力し合え」と言われて助け合うことが価値ではなく、自発的に・能動的に関わりに行くことでチームとして機能し一体感ある職場となり、少し壮大すぎるかも知れないけど、ひいては価値を生み出す企業になっていくんだろうなと思った。

私が新卒の新入社員だったのはもう10年以上前の話で、新入社員とはほど遠い存在になってしまった。そして、転職してからも5年以上が経って後輩も増えた。自分だけの仕事をしてれば良い立場はとうに終わっている。

三菱商事という精鋭集団と同じことができるわけでもないし、他所の会社の言葉を胸に頑張るのも変な話だが、中島氏が語った言葉を読み返して前向きな、フレッシュな心持ちで新年度を始めたいものだ。

 

ちなみに、『不安』についてウチの会社の上司はこう言っていた。
「おまえもそんな風に思うことあるんだ」としながらも、
「おれもいつも不安がある。でも、それは受け入れないといけないものだと思っている。何も新しいことに挑戦せず同じことばかりしていると不安にならない。『不安』と言うと悪く聞こえるが、新しいことに挑戦して全貌が見えないことをしているから不安になる。不安は何かに挑戦している証拠だ。」と言っていた。深いですなぁ。

 

 

💡私の合言葉『日常はいつか回り始める』はこちらから

💡思い通りの会社に入社できなくとも...どこに行くかじゃない、行ったところでどうするかだ、です。