『リュウゼツラン』が開花❁
GoogleDiscoverでそんなニュースをいくつか開くものだから、Googleの中で「この人リュウゼツランに興味あり」との属性を勝手に追加され、どこかで開花する度に情報を提供してくれる。
↑ 最初に出てきた記事。直方は「のうがた」と読む。
『リュウゼツラン』
数十年に一度しか開花しない花。
世間一般であまり馴染みがない花に、なぜ私は食い付くのか。
私には少し儚い思い出があるからだ。
リュウゼツランとテキーラ🥃
そもそも『リュウゼツラン』とは何か。
数十年に一度だけメキメキと5メートル以上にも茎を伸ばして黄色い花を咲かせ、一度花を咲かせると枯れてしまう何とも儚い植物である。

そんなリュウゼツランの一種から作られるお酒がある。
テキーラだ🥃
テキーラはリュウゼツランの中でも『ブルーアガベ』という品種で作られたもののみが名乗ることができる。(ちなみに日本のニュースで目にするのは『アオノリュウゼツラン』という種だ。Wikipediaによるとリュウゼツランには208種あるらしい。)

テキーラを名乗るには他にも要件がある。
大事な1つが蒸留される場所で、実はテキーラは地名から来ている。
讃岐うどんが讃岐で打たれたうどんのように、ボジョレー・ヌーヴォーがフランスのボジョレー地方で収穫されたブドウの新酒であるように、テキーラはメキシコのテキーラという街やその周辺で蒸留されたお酒である🌵
テキーラと言えば、ババンラ バンバ バンバ♪・・・ゥウー!テキーラ!!と陽気にショットグラスで飲み干す、言わば安く酔うためやゲームに使われるお酒のイメージがあるかも知れない。
とんでもない。
10年前、前職でメキシコに滞在していた際にレストランで飲んだ琥珀色のテキーラは香り良く、コクと甘みがあるとても美味しいお酒だった。(具体的には覚えてないんだけど。)
本場のテキーラを求めてグアダラハラへ
メキシコ滞在中に「そうだ、本場テキーラの街に行ってみよう」と1泊2日の週末旅行に出た。
1日目はテキーラ近くの地方都市グアダラハラを訪れ街をぶらぶら観光した。
カテドラルと呼ばれる大聖堂はとても大きく荘厳で、カテドラル前の広場では夕暮れにも関わらず喋る人・遊ぶ人・ストリートダンスする人でとても賑わっていた。

夜ご飯にタコスを食べに店に入ったがハズレであまり美味しくなかったことも不思議と覚えている。
テキーラの街へはグアダラハラ発の現地ツアーに申し込んでいた。蒸留所案内してもらったり説明があった方が勉強になるし楽しそうと思ったからだ。どのように現地ツアーに申し込んだかは覚えていないが、指定されたホテルのロビー集合になっていた。
テキーラツアーの2日目
そして2日目、テキーラの街に行けるのを楽しみに集合場所に向かった。
しかし出発時間になってもツアーガイドが来ないぞ?
ん?遅刻か?そんなもん?と思い待った。
待ちに待った。
結局来なかった。笑
そんなことある?
ツアー会社の電話番号を控えていなかったのか、連絡取る術もなく明らかにもう来ないだろうと思われる時に諦めた。
しかし、ここまで来てテキーラを飲まず買わずに帰る訳にも行かない!
改めてグアダラハラの街を散歩して街のお酒屋さんに入ると、テキーラの種類がたくさん並んでいた。
日本にお土産でも買って帰ろうと思うと小さなビンが良く、小さなやつなら良いやつをとAñejo(アニェホ)と呼ばれる熟成具合が深く美しい琥珀色のものを選んだ。
「量少ないしそんな高くないっしょ」と値札をロクに見ずレジで精算するとゲロが出そうなほど高くて引いたのを鮮明に覚えている。

しかし、帰国後、当時の彼女(今の妻)と1年の時を経て封を開けて飲んだときの感動もまた覚えている。
瓶を開けたときの香り、そして飲んだときの大袈裟でなく「これほどうまい酒があるのか」と思えるほど美味しさ。
小さい瓶だ、チビチビ大事に飲もうと思ったけどあまりの美味しさに2人でクイクイいっちゃって一瞬で飲み干してしまうほどだった。
テキーラの街で晴れ渡る空のもと樽から出したてホヤホヤを飲む機会こそ得られなかったが、1Kマンションの狭い部屋で妻と飲むテキーラもまた格別だった。

話をメキシコに戻すと、テキーラツアーに参加できず時間を持て余したので帰り道に近くの街に寄ったが、これまた引くくらい治安が怪しくテキーラとは違う香ばしく危険な香りを味わえたのも今となっては良い思い出だ。
当時を振り返って
本場のリュウゼツラン、本場のテキーラを体験するチャンスは儚くも散ってしまったが、今振り返って思う。
ツアーで行ってたら絶対試飲するでしょ。
車で行ってたのにどうやって帰るつもりだったんでしょう。
妻の出産を控え禁酒してるのにまた飲みたくなってきたじゃないか。
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