子連れでの長距離移動で頭を悩ますのが移動手段ではないだろうか。
大阪万博を機に注目を集めているフェリー🚢
我が家では昨年の夏季休暇で初めて家族でフェリーをしたのだが、もう快適そのもので、子ども連れ移動特有の不自由がなさすぎてコストアップを凌駕し「次回からもフェリーで確定!」とも思える程だった。
航路さえあれば、ぜひフェリーも選択肢に入れることをオススメしたく、フェリーを選んだ理由や気になるお金の話、乗って感じたメリットや子どもの様子をお伝えします。
フェリー帰省の概要
まずは我が家の構成と利用したフェリーのご紹介。
メンバー:妻・長女(幼児)・長男(乳児(当時))・私の4人
船会社:名門大洋フェリー
船名:フェリーきょうと(往路復路ともに)
航路:大阪南港ー北九州新門司港 2便目
部屋:往路 ファーストB(定員4名 和洋室 ベッド2・布団2)
復路 ファーストJ(定員4名 和室 布団4)
費用:往復ともに4m以下の車両+
大人2人(長女・長男は添い寝で無料)
上記個室で片道49,280円
時間:航海時間(往路) 19:50→翌08:30 = 約12時間半
我が家⇛新門司港マデ:90分内
実家⇛大阪南港マデ:90分内
その他待ち時間あり
子ども連れ我が家のフェリー帰省
フェリーを選んだ理由
長男が生まれるまでは新幹線で帰省していた。
新幹線 or 飛行機の選択肢しか頭になく、長女が機内でジっと座らせる自信がなかったので、たまに車内散歩できる新幹線を選んでいた。
一昨年長男が生まれ、昨年夏初めて家族4人で私の実家へ帰省。
子ども1人なら何とかなってた。しかし今回は子ども2人だ。
- 大量の荷物🎒
- 走り回りたい長女💨
- 当時まだ歩けない長男👶
- 暑い夏☀
- 汗っかきの私💦
- 帰省シーズンで人人人の人混み🌀
想像しただけで辛すぎた。
そんな時、前職で転勤のときにフェリーを使ったことを思い出した。
そうだ、船だ🚢
【公式】名門大洋フェリー | 大阪・南港から北九州・新門司港までの快適な瀬戸内海のフェリー旅行は、シティライン 名門大洋フェリー
フェリー 対 新幹線の費用対効果
早速調べてみると、転勤の際に利用した10年以上前とは船も新しくなりめちゃくちゃ綺麗になってるじゃないか。
費用はコンパクトカー1台+個室で片道およそ5万円だ。
(日によって運賃が変わり、帰省シーズンは一番高い運賃設定になる。)
さらにフェリーターミナルまでの高速代、ガソリン代、帰省先でのコインパーキング代、諸々で往復11万円程度だ💸
新幹線より往復で2万円程度コストアップする試算だった。
しかし、暑い夏に電車乗り換えたりする際に掛かる負担、大荷物での移動ということもあり片手が塞がるなど安全を考慮すると、コスト以上のメリットが存分にあると考えた。
妻に聞いてみると「良いんじゃない?長女が船乗ってみたいって言ってたし。」その後押しで、フェリーにチェレンジしてみることにした。
🚢フェリー利用のメリット🚢
🙆♂️暑い夏の日の移動の体力的負担を軽減🙆
🙆大荷物を持って人混みを歩かないので安全性◎🙆♂️
繁忙期の個室予約は争奪戦!
しかし繁忙期に容易く個室取れるのか?寝てるとき以外喋り倒し、ときに癇癪を起こすお年頃の長女を相部屋に入れるのはもはやテロ行為であり、個室必須である。
予約開始時間前にスマホを持ち構え、時間になった瞬間予約ページへ。なんと開いた瞬間満席の部屋もある。瞬時に空いてる個室で一番お手頃の部屋を何とか確保。
行きはスーペリア(ベッド3台の個室)を確保した。
数日後、帰り便の予約と戦い、こちらは希望通りのファーストJ(和室タイプの個室)を確保した。
その戦績を妻に報告すると
妻「行きはベッドかー、子どもが落ちないか心配だね。」
私「ごもっともです。床に布団敷いて寝るか。」
しかし、乗船前日、何気なく部屋の空き状況見るとファーストB(和洋室タイプの個室)に空きが出て部屋を変更できた。(ラッキー✌)
⚠繁忙期の個室は争奪戦!各社HPで予約開始日時の確認を!⚠
乗船日のタイムスケジュール
そして迎えた往路乗船当日。
実際のタイムスケジュールは以下の通りだ;
AM 帰省準備
16:00 自宅出発
17:30 ファミレスで夕食
18:30 フェリーターミナル到着
19:15 乗船
19:50 出港
20:00 大浴場でお風呂
22:00 子ども就寝 → 私は2回目のお風呂へ
23:00 酒類販売終了
23:30 親も就寝
06:00 起床
07:00 明石海峡大橋通過
07:15 レストランで朝食バイキング
08:30 着岸
08:45 下船
帰省準備で感じたのが、車に乗る分荷物を持っていけることがとてもありがたい。子育て世代の共通の悩みの"荷物多すぎ問題"をフェリー利用が解決してくれる。
繁忙期は出港90分前集合だ。
港までは混んでなければ1時間半も掛からないくらいだが、渋滞の可能性を考慮して出港4時間ほど前に自宅を出た。思いの外、道はスイスイで港近くのファミリーレストランでのんびり早い夕食取ってフェリーターミナルへ。
ネット予約の場合、予約後出るQRコードをスマホで表示できれば車から降りることなく同乗者含め待機場所で待っていればOK。
お盆シーズンとあってか乗船までちょっと待って出港30分ほど前に車ごと乗り込み。誘導員の指示に従って車を車両甲板に停めて、客室に持って入る荷物だけ持って船内へ。
🚢フェリー利用のメリット🚢
🙆♂️荷物を車に積めれるだけ持っていける!🙆
🙆船内にはエレベーターもあります!🙆♂️
⚠出港後は車両甲板は施錠され入れません。持って入る荷物、車に置いておく荷物を分けておくのが賢明です。⚠
いざフェリー船内へ
船内は通路も広くて綺麗で子供達はテンション爆上がり!
そして部屋に入ると広い!きれい!で家族みんな大盛り上がり!
冷房ガンガンに冷やしてくれているホスピタリティ!
子どもは添い寝で無料だったので、布団ないこと覚悟で子ども布団1枚持って来ていたが、ベッド2つと布団2つで4人分の寝具があった。
(添い寝で無料なので布団なくても文句は言えない、と理解している。帰りも有り難いことに4人分お布団あった。)
電車だといつも子どもが飽きてきたら「すみません、すみません」と言いながら電車内歩いていたが、個室では子どもたちに対して「どうぞ、お好きにお過ごしください」と言えるプライベート空間だし、電車では気まずい散歩もフェリーでは船内探険に変わる。
🚢フェリー利用のメリット🚢
🙆♂️個室を取ればプライベート空間を確保できる!🙆
⚠個室ではスリッパ備え付けてあるけど、子どもはサンダル持って行くと船内散策に便利⚠
大浴場にもファミリー向けの配慮が
出港を部屋の窓から眺めてから部屋にシャワーがないので私は長男を大浴場へ。
(※窓のない部屋もあります。シャワー付きの部屋もあります。詳しくはフェリー会社HPで。)
大浴場にはベビーチェア・おむつ替えテーブルがある親切さ。
さすがにおしっこされたらいけないので体洗って湯舟には入らずおしまい。
(大浴場は24時まで空いているので私はみんなが寝静まってから2回戦しに行きました。)
私と長男のお風呂が終わると交代で妻と長女がお風呂へ。
長女が「温泉気持ち良かったー」とご満悦だった。(温泉ではない。)
🚢フェリー利用のメリット🚢
🙆♂️フェリーは非日常感の塊!🙆
🙆男風呂にもおむつテーブル&ベビーチェアありました🙆♂️
フェリーでゆったり旅
あとは船内や展望デッキを少し散歩して部屋で自由に過ごして子どもたちは就寝。
パパはお風呂入り直してビールをいただきおやすみさない。。。
行きも帰りも天候に恵まれ、たまに震度の小さい地震のようなドドドとした揺れがある程度で船酔いする要素がなく、驚くほど静かで睡眠においても快適そのものだった。
⚠酒類販売は23時で終了します。クーラーボックス持って来ているフェリープロもいました。⚠
美しい景色の洋上の朝
目が覚めると朝。
朝焼けの水平線を眺めながら子どもの起床を待つ。
新門司港→大阪南港の2便目は7時頃に明石海峡大橋を通過するので、みんなで展望デッキへ。橋の下ギリギリを通航する洋上からの景色に妻も長女も大喜び。
その後は船内レストランで朝食ビュッフェを取って部屋のお片付け。入港後、館内アナウンスに従い車に戻って下船。
横になってしっかり寝た状態で朝9時頃から目的地で予定を開始できるのはフェリーならでは。さらに、帰省先でも車を使えるので帰省先での行動も広がります。
🚢フェリー利用のメリット🚢
🙆♂️船から見る朝の景色もまた格別!🙆
🙆寝てる時間を有効活用できる!🙆♂️
🙆♂️旅先でも車移動できるので行動が広がる!🙆
フェリーは親子ともにメリットだらけだった
非日常感を味わえる上、快適そのもの。親子ともにノンストレスで移動できて、リピート確定の交通手段となった。
何より長女の「お船楽しかったねー」の声が、フェリーの良さを存分に表現している。
次回は年末に家族が1人増えて家族5人で実家に帰省予定だ。
年末個室の争奪戦、父ちゃん頑張ります!
⚠当記事は2024年8月に乗船した経験をもとに執筆しています。最新の情報は会社ホームページをご参照ください。⚠
おまけ 他にもフェリーいろいろ
🚢関西⇔九州航路 さんふらわあ
船体に描かれた太陽が目印のさんふらわあ
🚢関西⇔九州航路 阪九フェリー
ふねこ♬ふねこ♬ふーねこー♬のCM、阪九フェリー
🚢関西⇔北海道航路 新日本海フェリー
関西から北海道まで行っちゃう超長距離フェリー
いつかクルーズ船にも乗ってみたい!