みなさん「リライト」ってするものなのだろうか。
個人的に思い入りの深いメキシコの話について、「リライト」と呼ばれる作業を先日初めてしてみた。リライトしているとアメリカでスタンガン突き付けられた話も載せたくなって、ちょうどモヤる記事が連続したので気分転換も兼ねて、その話を新規に投稿した。
その作業を通じて感じたのが以下のことだ;
- リライト=ムズい
- 新規投稿=書きやすい
- 脳の使い方が違う。
リライトの「やりにくさ」の正体は?
その言葉の文字通り、既存記事を手直しするわけだが、自分で書いた文章をイジるだけなのに、妙な「やりにくさ」を感じた。
似たような感覚がある。
後輩が作った資料に対してアドバイスするときのそれだ。できるだけ元々のモノを活かし、元の資料のテイストを維持しながら加筆修正しようとする。しかし、元々が自分の言葉じゃないし、既存の枠組みに縛られて、んんんんん、となる感覚。(ボキャブラリー😇)それに似ていた。(分かっていただけますか!?笑)
私の記事の書き進め方
私のブログタイトルは「日常を少し掘り下げてみる。」である。
唯一無二な今を送る日記的な要素から、少し掘り下げて普遍的なテーマに落とし込んで考えたりして、これからの日々に活かしていきたい、なんてことを考えている。
1つの記事を書くのに、ざっくり以下の要領で進めている。
- 書き始め: なぐり書きでドバババババーって書く
- 翌日:内容を少し掘り下げたり文章の体裁整える
- 翌々日:更に見返して修正を加える
大体なぐり書いた日+2日程度で完了と言った具合だ。
時間を掛けているものの、数日間連続して同じ記事に集中的に作業に当たるため「"同じ頭"で作業をしている感」がある。
時間を掛けてタイパが悪いとも言えるが、掘り下げて考えているがゆえ、(できているかは別として) "保存が効く"、いつ見返しても「今」に通ずる記事にしたいと思っている。また、少し時間を空けながら作業することで、新しい考えを見付けられたり、整理されたりするので、私には必要な時間だ。
リライト: "過去の頭"に対峙する
一方でリライトは"過去の頭"、極端に言えば"別の頭"で書いたものが原形として既にあるため、"今の頭"からすると他人の文章に対峙しているかのような感覚を覚え、やりにくさを感じるのだと思った。
経験したのも書いたのも同じ自分であるはずなのに。
そんな中でも、風景や心境の描写をできるだけ具体的にしてみたり、本題までの距離を短したり構成のバランスを見直したりと、思い入れの深い経験談をいい感じに手直しできたと自負していますがゆえ、読んでみていただければ幸いです、!
リライトしたメキシコでの長距離トラック同乗記と地元民とダチになった話はこちらから;
(コメントまで頂けたら泣いて喜びます。)
"もっと過去の頭"との対峙はどうなるのか
そうしていると「"もっと過去の頭"で書かれた文章を手直しするのはどんな感じだろう?」と疑問と興味が湧き、古いパソコンを引っ張り出した。1人目が生まれ育児に注力するために閉鎖してしまったが、実は以前にも細々とブログを書いていた時期があり、昔のパソコンにアメリカ記事をテキストで保存してた気がしたのだ。
「数ヶ月前の記事のリライトで苦労したのだから、数年前の記事のリライトはもっと大変だろう」という仮説に半ばワクワクもしたが、残念なことに記事の控えを取っていなかった。その仮説検証を叶えることはできなかったが、せっかくなので新たに記憶を引っ張り出して記事を書いてみた。
すると、全然楽だった。
リライトに比べると自由度が高く全然スピーディーにテンポ良く書けた。
(「スピーディ」と「スピーディング バイオレーション(速度違反)」掛けている訳ではないよ!?)
なんなら、メキシコ記事もゼロから書き直した方が良かったんじゃないかと思うほどだった。まぁアメリカ記事に「普遍的なテーマに落とし込む」なんざの手間がかかる作業はなく、スタンガン突き付けられてビビった思い出話と注意喚起を書いたまでであり、経験はヘビーだったが書く作業はライトだった。私としては珍しく書き始めた翌日には完成したほどだ。
アメリカ警察との危機一髪な体験記はこちらから;
リライトと新規投稿、その違いが興味深かった
自身の経験を思い出して書く起こす作業と、
自身の経験を書いた文章を手直しする作業、
これほど要領が違うのはとても興味深い良い経験となった。
言葉を書くっておもしろいね。
前述の通り、なにぶん考えを掘り下げたい性分で、書くペースが遅いため、このブログを開設して半年弱で40記事だが、最初より記事を書くスキルがほんの少しは上がったと思っている。(あと、何より(上手く書けてるのかは別として)自分は文章書くのが好きなんだなって実感している。)
そうすると、「他の記事ももう少しよくできるかも〜☆」と淡い期待してしまっていたが、今回のリライトを通じて「いやちょっと無理やな」「タフな作業なのでパス」ってなりそうでもある。
最後に: 「このブログについて」を更新しました
最後に、そもそもなぜメキシコ記事をリライトしようと思ったかをお伝えすると、「このブログについて」をちゃんと書こうと思ったことである。
名刺代わりに個人的に好きな記事をピックアップしたが、そこに載せるならもう少し記事内容見直そうと思ったからである。
よければ「このブログについて」も覗いてやってください!