限られた育休生活も残すところ僅かだ。
残された日が少なくなるにつれ加速度的に速く日が過ぎていく。
昨日上の子2人を連れて職場を訪問した。
日常と化してきた育休生活と日常から離れてきた仕事生活を思惑以上にグラデーションに繋ぐイベントとなり心がソワソワし始める。
復帰日が確定した。
来週、つまり9/8(月)に復帰する。
私が1年近く取り組んできた超重要な案件の最後の大仕事が9/8の週の中盤で確定したのだ。
金額云々ではなく、大袈裟に言うとみなさんの未来を豊かにするかも知れない社会的意義として大事な案件で最後は私も立ち会うとしていたため、その週から復職する格好となる。
その案件の進み具合では有給を使って休みを延長しようと淡い期待も寄せていた。
しかし、顧客からの強い要望もあって上司の上司の力も働き、やや前倒しでスケジュールが進んだ。
おおよそ予定通りとは言え復帰日が確定して現実を突き付けられた思いをしている。
まだ育休は終わっていないので総括するには早いが、先ず思うのが「数週間でも育休を取得して本当に良かった」ということ。
毎日子どもたちと朝食を共にし、保育園の送り迎えをして、妻と赤ちゃんとの日中を過ごし、子どもたちとお風呂に入って夕食食べてみんなで寝る。
コロナ禍の在宅勤務がなくなって以降できなかった子どもとの日常はあまりにも幸せな日常だった。
もちろん期間限定、それも短期であるから幸せを噛み締められるということは分かっている。
もちろん私が働きに出ることで家族が幸せな生活を送れることも分かっている。
でも、この時間がもっと長く続けば良いのにと願ってしまう。
本当は終盤ではなく折り返し地点でしたかったことだが、昨日保育園からお迎え後、その足で子どもたち2人を連れて私の職場に行ってみた。
「近くに寄ったので差し入れを」と営業職じみた理由を付けて上司に電話したのだが(ちなみに電話の際、長女は後ろから「こんにちはー!!やっほーー!!!」と叫ぶ陽キャラっぷり)、内心では不在の間の対応のお礼とお菓子の差し入れ・気持ちを仕事に少し傾ける心構え・「こんなときにしかできないから」との意図もあって実行してみた。
道中は意気揚々の子どもたちもいざ職場に着くと急にド緊張。
突然おじさん達に迎え入れられ緊張は更に増幅。長女は私の後ろにしがみつく。長男も抱っこから決して降りようとせず同じくしがみついていた。道中のご機嫌はどこへやら。
上司や同僚(メンズ)が「こんにちは」「お名前は?」などと優しく声掛けても丸で見向きもせず。おじさんではダメだとお姉さん達が声を掛けてもモジモジモジモジ。
ロクに上司や同僚に挨拶もできなかったものの(帰れる安堵感からか「バイバイ」だけは必死にする子どもあるある)、職場に展示してある製品を見て「コレ何に使うの?」とか興味を持って聞いてくれたことはとても嬉しかった。
職場からの帰路では緊張から解き放たれ急にテンションが上がり、長女が「楽しかった!」「キンチョーした!」「テンチョーに会えた!」(『支店長』ね!)「トンカツにも会えた!」(『統括』ね!!)と嬉しそうにしていた。1歳の長男はまだ言葉にはできないものの何だかルンルンしていた。
行く前は「行って迷惑にならないか」などと逡巡もしたが、結果的には同僚に歓待して頂き、子どもたちも喜んでいたので連れて行って良かった。
帰って一緒にお風呂に入っていると長女に言われる。
「ねぇー、いつからおしごといくのー?」
「おうちにいてほしいなー」って。
現実を突き付けられていた私の心にグサリと突き刺さった。
残り平日4日、週末を過ごしたら復帰だ。
「嫌だぁぁぁあぁぁあ」って内心嘆きたくなるが仕事も私の役割だから仕方ない。
気持ちを切り替えないといけない。
復帰のタイミングでしばらくの間は義母に応援に来てもらう。
次の生活への切り替わりが確実に近付いている。
残された日々を大事に今やれることをやっていこう。
そう思った。