クルマのデザインを眺めて
街ゆくミニバンを眺めながら、
- 新しい車ほどスタイリッシュ
- 高級車はなぜ高級に見えるのか
そんな話を妻と最近よくする。
と言うのも我が家で今、クルマを買い替える予定をしている。
コンパクトカーからミニバンへの大型化計画だ。
夫婦ともに車に大きな関心はなく「移動手段」としてしか捉えていなかったが、人間は欲深いもので考え始めると"良い"クルマを持ちたくなるし、否応なく周囲を走るクルマを眺めてしまう。
新しいクルマほど"カッコいい"
新しいクルマほどデザインがカッコいい。
ミニバンの王道、トヨタのノア・ヴォクシー。街なかには様々な世代やグレードのものが走る。人それぞれ好みがあることは百も承知だが、「現行モデルが1番カッコいい」と言うのが我々夫婦の共通認識だ。
トヨタ ノア | デザイン | トヨタ自動車WEBサイト より引用
これはきっとモデルチェンジされる度に思うのだろう。ノア・ヴォクシーも今年モデルチェンジが予定されている。新しいモデルがどんな姿か楽しみである。
では、何を以って現行モデルが"カッコいい"のか。
妻と私の見解はこうだ。
- 角が取れた平面で立体を構成する。
- 装飾は水平方向に統一され縦や斜めは限定的。
少し言い換えてみる。
- 丸みを帯びたフォルムの時代から平面的な時代に。
でもカクカクはしない。 - 水平方向の装飾で統一感を出す。
シンプルと言うより精悍。
この絶妙なバランスを"カッコいい"と感じさせている気がする。


タイプはまちまちでもトヨタのプリウス、ホンダのヴェゼル、日産のセレナなどにも共通して言えるところがありそうだ。


トヨタ プリウス | デザイン | トヨタ自動車WEBサイト より引用


左: スタイリング・インテリア|ヴェゼル|Honda公式サイト より引用
右: 性能・安全|ヴェゼル|Honda公式サイト より引用
"流行り"とも取れるこの流れは、一流デザイナーが現代のトレンドを汲み入れたのか、一流デザイナーがトレンドを作っているのかどっちなんだろうか。後者な気がする。
高級車はなぜ高級に見えるのか
次にアルファードなどの高級車のデザインはなぜ高級に見えるのか。
これはデザインに掛けるお金が違う。
との結論に夫婦で至っている。
超一流のデザイナーが時間と労力、つまりコストを掛けて作られたデザインの結晶だろう。


また、一般的な車は如何にモノづくりしやすくしているかに対し、高級車は難しい加工も厭わない、材料費も加工費も掛かってでも、至高のクルマを作り上げるモノづくりの魂の結晶でもあるだろう。
(無論、車種問わず魂込めてモノづくりされているが、現実的に投入できるリソースは完成品の予算感に寄ると思う。)
一度だけ社長同行で私の顧客に訪問する際にアルファードを運転した。内装も超ゴージャスで居住性の高さに度肝抜かれた。最近、その居住性の高さから移動中も仕事やWEB会議をしやすく、社長車にもよく使用されると聞いている。
アルファードを眺めていると、窓がノア・ヴォクシーより小さいことに気付く。「小さい」と言うより高いところに位置している。


左: トヨタ アルファード | デザイン | トヨタ自動車WEBサイト より引用
右:トヨタ ノア | デザイン | トヨタ自動車WEBサイト より引用
ノア・ヴォクシーはファミリー層で乗る場合には子どもが外を眺めやすいように、グループ旅行で乗る場合には景色を広く見えるための配慮に対して、アルファードはビジネスでの利用もあるためプライバシーに配慮した設計ではなかろうかと思っている。
また、これはきっと穿った見方だが、シートが高く、窓が高いところに位置しているのはプライバシーの配慮の他、他のクルマと横並びになった際に「こんにちは」せず、高いところから見下ろす格好にする演出もでもあるのではないかと勝手に思っている。
そういった内外面から、他とは違う、引いては高級感を演出していると考える。
最後に
これまでクルマに大きな関心を寄せて来なかった我々夫婦だが、関心を持って見ると色んな違いに気付いたり、デザインの趣があったりと見ていてとても楽しくなる。すっかりクルマに魅了されている我々夫婦がいる。
でも悲しいかな、我々夫婦に最新モデルのミニバンも(当然アルファードも)懐事情が厳しく、中古車サイトを日々検索する。
2025.05.03 追記
中古車契約しました!
契約までの道のりはこの記事から📝
念願の納車!
納車の喜びはこの記事から📝